読書会!

㈱紫式部主催で、2月10(土)より、毎月一回、読書サロン(読書会)を行うことになりました。しましまブックスが最初の5回「芥川賞を読む」の講師を務めることになり、先日そのプレゼンテーションを行いました。シャイでウブなしましまブックス、うまく話せたかは別にしまして、以下、その一部を抜粋して記載します。

読書サロン(読書会)お問い合わせ・お申し込み・詳しくは・・・
http://sgenji.jp/eterakoya/dokusho-salon/

 ここ最近、新刊書の売上が前年比われしております。その原因はインターネットやテレビゲームなど他のメディアが普及したことがあり、明らかに活字離れが進んでおります。 活字離れが進行しているもうひとつの原因として、読書とは非常に能動的な作業ということがあげられます。気力がなくてはできず、習慣がないととっつきにくい作業でもあるということです。
 そのような中で、この読書サロンがあることによって、読むきっかけになればいいと思うわけであります。特に、この読書サロンで読後の感想や意見を参加者の皆さんと話し合うことにより、読書が有効な体験となって、自分自身にかえってくるわけです。ひとりでは読めないものも、読むことができるわけです。最終的には楽しいを超えたものを得ていただきたいと思っております。
 また、最近の研究結果で、脳の「前頭前野」という、思考、行動・情動の制御、コミュニケーション、記憶、身辺自立、意思決定など人間らしさ、いわゆる人の心ともいえる重要な役割を果たしている部分でありますが、この前頭前野が読書をすることにより、活性化することがわかっております。ある老人施設の例ですと、毎朝利用者に読書をさせることによって、認知症が改善したなどの成果が報告されております。また、前頭前野を活性化することにより、最近子供や若者の間で目立つ、すぐにキレるなどの情動の改善にもつながり、高齢者にとっても、また若者にとっても非常に読書が有効なことがわかっております。読書サロンが将来的にはそのお手伝いもできればとも思っております。
 とにかく、本を読むきっかけ、そして、読書のよさ、作品のよさを知っていただきたい。何よりも楽しんでいただきたい。そして先ほどもお話しましたとおり、認知症や若者の改善に将来的には寄与できればと思っております。皆様も、お時間がございましたら、是非ご参加していただきたいと思っております。