適度を知らぬ

 日曜日、久しぶりに友人と会い、沖縄料理のお店で食事をしたのだが、泡盛を二人で一本空けてしまった。最近は、あまり友人と飲む機会がなく、久々であったので、つい飲みすぎてしまったというわけなのだ。しかも、いつもの悪いパターンで、もう一件行こうということになり、ああ、また飲んでしまって、終電を逃してしまうこのパターン。そして、翌日は二日酔い。
 私は中途半端があまり好きではなく、飲む時は、とことん飲んでしまう。逆に飲まない時は一滴もお酒を飲まない。実は、普段はお酒を飲まない日の方が多いのである。また、細切れに仕事をするのが嫌いで、ひとつの仕事が終わるまで、何十時間でも不眠不休でその仕事をしてしまうし、人間関係も中途半端に付き合うことが嫌で、「いくときは最後まで」のような感じなのである。だから、友人の数は少ないが、そのかわり、密度の濃い付き合いをしている。
 結局のところ、適量を知らないというか、適度を知らないというかで、それはまったく困ったことなのである。ただ、何事も最後までとことん真剣に全力であたらないと面白くないことも事実であり、これは、人それぞれの生き方の違いなのかも知れない。