お歳暮

 この季節、お歳暮を贈らなければならず、デパートのお歳暮コーナーまで足を運ぶ。お菓子からお茶、コーヒー、お酒、洗剤セットなど様々な商品が並んでいて、賑やかである。多種多様、値段もピンキリであり、選ぶのに困ってしまう。無論、値段は安い方がいいに決まっているが、どのようなものを贈るかで、私のセンスが問われるので、そう簡単に値段で選ぶわけにもいかない。ぐるぐると売り場を歩くものの、なかなか決まらず、いっそのこと、古本を贈ろうかと閃き、これはいいアイデアだと思う。
 お歳暮、お中元などの贈答品は、結局相手が何を欲しているかわからないので、あたりさわりのないもの、一般的にどこの家庭でも使っていそうな、或は食していそうなものを選ぶ傾向が多い。油や洗剤、お茶やコーヒーなど典型的なものである。だから、お歳暮用古本セットとして、あたりさわりのない文庫本の推理小説セット、時代小説セットなどをつくって、きれいな箱に入れて贈れば、立派なお歳暮用贈答品になるのではないか。そうだ、それならば、お歳暮やお中元よりも、お見舞い用の方が、患者の退屈しのぎに雑誌や本を持って行くことが多いので需要があるのではないか、うむむ、お見舞い用文庫本セットをつくるしかあるまい。さっそく、お見舞い用セットの箱を考えて特注しなければ・・・・・。
 そんなことを考えたのだが、いかがだろうか? 今年のお歳暮には間に合いそうもないが、いずれ、このホームページに、綺麗な箱に入れた、贈答品用文庫本セットを載せられるようにしたい。
(これを読んでくださっている方は、「また、アホなことを!」と思っているでしょうが、その通りです。しましまブックスグループはこのようなアホなことをする為に存在している、とっても愉快なダメ会社なのです)