催事にて

 11月は催事が連続でふたつもあって、忙しい月だった。その分売り上げがあればいいのだが、期待よりも少なくてがっかり。昨日までの新宿の催事では、終盤になって一発逆転を狙って、ガネーシャのブロンズ製の置物とアンティーク風の風水盤を投入。催事は場所代を払わなければならないので、古本屋でありながら、そんなものまでも売りに出して売り上げを上げなければならないのが辛いところ。それでもそのふたつはまったく見向きもされず、あえなく撃沈。こうなったら、自分の鞄や着て行ったコートを売ろうかとも思ったが、どうせ安物なので、10円か20円しか値段が付けられないのでやめておいた。準備の段階で売れそうな本をしっかりと揃えておけばいいものの、そういうことをやらないので、このような結果にいつもなってしまう。情けない。
 次回、新宿の催事はおそらく来年の6月。古本は重たくて嵩張り、催事に持っていくのが大変なので、何か本より軽くて薄く、そしてある程度売れそうなものを持って行こう、そうか、小さなアクセサリーなんていいな・・・・・、あぶない、あぶない、私は古本屋。やはり本筋で勝負しないといけない。