意外にも
昼間、少し時間が空いたので喫茶店でコーヒーを飲んでいると、まだ十代後半ぐらいの女性二人が私の方を指差して、「かわいい」などと言い合っている。私もまだまだ若い娘に人気があるのかと悦に入っていると、そのうちの一人が私の方へやってくるではないか。これは何かのお誘いかと思って身構えていると、その女性は、「すいません、そのTシャツにプリントされているのって、犬ですか?」と尋ねてきた。そうか、かわいいなどと言っていたのは、私のことではなく、私が着ているオリジナルTシャツのことだったのか。そう思うとすっかり意気消沈していまい、しかも、このキャラクターのことを尋ねられ、困ってしまった。何故なら犬でも狐でもないのだ。「しまくん」なのだ。仕方なく「いや、これは、しまくんです。犬でも狐でもないのです」と答えると、その女性は怪訝そうな顔つきで自分の席へと戻って行き、席で友人と「ほら、犬じゃなかったでしょ。しまくんなんだって。このコーヒーおごりね」「でもしまくんって何?」「あたしに訊かれても知らないわよ」などと言っていた。どうも賭博の対象にされたらしい。
手前みそだが、私が耳にしたかぎりでは、しましまブックスイメージキャラクター「しまくん」は子供と女性には意外と人気があるのだ。Tシャツ以外にもキャラクターグッズを作ろうかなと、そんなことを考えてしまい、また眠れなくなりそうなのであった。
手前みそだが、私が耳にしたかぎりでは、しましまブックスイメージキャラクター「しまくん」は子供と女性には意外と人気があるのだ。Tシャツ以外にもキャラクターグッズを作ろうかなと、そんなことを考えてしまい、また眠れなくなりそうなのであった。