もう少しで投票日なので、日本の将来について考える

 私は政治が専門ではないが、もう少しで衆議院選の投票日なので、素人なりに日本の将来について考えてみようと思う。
 まず、9月11日に行われる選挙は、衆議院の選挙であり、国政選挙である。国政で重要視されるのは、もちろん我が日本の国益である。ところが、各地方のブロックにわかれた小選挙区がいけないのか、その選挙区の利益しか考えていない候補者が多い。大局的観点からものを考えていないのだ。地方の利益は、地方自治体の議会で叫べばよいではないか。
 この国益について、今回あまり候補者の中から政策として聞こえてこない。例えば赤字国債をどうすればよいか? 未だに国債を発行し続けているのだから、日本の政治家は感覚が麻痺しているとしか思えない。自転車操業ではないか。普通の企業や家庭であれば、既に破綻している。郵政民営化は財政を立て直す為の、改革の第一歩だという人もいるが、どうも大局的観点が欠如しているように思える。その先を政策として持っている政治家が少ないように思える。有効な政策が聞こえてこないのは、既に打つ手なしということか。
 国の根幹である教育制度も、わけのわからない「ゆとり教育」をはじめたと思ったらもうやめるらしい。教育が国の礎を築き、国益になることを知らないはずはないのに、何故、「ゆとり教育」などの愚策を行ったのか。わけがわからない。
 外交、安全保障でさえ岐路に立たされている。他国の脅威から自国をどのように防衛するのか。現在の憲法のままでよいのか否か。核の問題も真剣に考えねばならない。
 今、動かなければ赤字国債の問題、安全保障の問題、日本という国そのものが手遅れになる。やっかいな問題を先送りにしてきた政治家達のツケが今、きているのだ。戦後の政治家は本当に日本の将来を、そして私たちの子孫の将来を真剣に考えてきたのだろうか。現状を見る限りまったくもって疑わしい。そのような政治家、政策を支持してきた国民一人一人にも責任があると言わねばならない。そして、今回の選挙でさえ・・・・。この国はもう、手遅れなのかも知れない。