次の時代へ

 いやはや、世の中が大変になってきた。株価が大幅に下げているし、物価は上がるし。そこへきて、各リーダー達の無能ぶり。今年の6月14日のこの日記で、「もうすぐ世界的なバブル崩壊が起こる。これは時間の問題である」と私は書いた。そして、8月18日の日記には、「恐慌は始まっている」というタイトルで、ハイパーインフレになることや、このサブプライムをきっかけにして過去に例のない速いスピードで、私達の生活に襲い掛かってくることを書いた。そして、現在の株価の下落と各製品の値上げである。これは、まだまだ序の口で、本格的な影響が出るのは、来年からであろう。現在が恐慌に突入していると考えている人は、日本ではどのぐらいいるのだろうか。あまり多くないのでは、と思う。徒競走の時、位置について、走る準備をしてピストルの音を聞くのと、何もしないで、不意にピストルの音を聞くのでは、どちらが有利かは言うまでもない。
 しかしながら、こういう時代に、我々個人は一体何ができるのだろう。時代の限界状況にぶつかって、そのまま流されてしまうだけでいいのだろうか。そんなことはあるまい。時代の過渡期に生存してしまった人間には、次の時代をつくる義務がある。現在のような経済至上主義の悪夢のような時代から、光のある新しい時代をつくらなければならない。今回の恐慌でようやくこの悪夢のような時代が終わり、新しい時代が始まるのだ。そう考えれば、恐慌も恐れることはない。時代が変わるための必然だと考えればいい。一時的な混乱は、無論あるだろう。その混乱に潰されないために、今のうちに準備を整えておく必要があり、今がそのラストチャンスかも知れない。心の準備だけでもだいぶ違うと思う。いよいよ次の時代へ向けて動き出す時だ。