防災計画

 9月と言えば、防災の時期である。地震を想定した非難訓練などが実施されている。我がしましまブックスグループでも、地震が来た時に備えて非難訓練を・・・・ということになったのだが、室内を見回してみれば、本棚に本がぎっしりとあり、見渡す限り本がある。ちょっと揺れただけで、倒れ掛かってくることは間違いない。出口が塞がってしまうことが予想され、逃げ場がなくなってしまう。また、本は水に弱く火にも弱い。大事な本にもしものことがあれば、これは一大事である。商売を中断しなくてはならなくなり、明日のご飯に困ってしまう。一体どうすればよいのか・・・・。
 心は決まっている。たとえ私一人になろうとも、まずは本の安全を確保するのだ。グラッときたら、まずは身を挺して本棚が倒れないように押さえつけ、そして、できる限りの本を本専用の核シェルター(2050年完成予定。〈嘘ですよ〉)へ持ち出す・・・・・。このような防災計画を、Kちゃんに話したところ、「会長は本どころか、女子供を置き去りにして、自分一人で一目散に外へ逃げること間違いなしですよ」と言われてしまった。うむむ、普段の行いが悪いのか、全く頼りにされていないようである。