新年の挨拶

年明けから随分と経過致しましたが、新年のご挨拶です。

 本年も古本の買取と販売をしましまブックスはパンデミックに負けずに頑張って参ります。
今年もどうぞ宜しくお願い致します。

 さて、パンデミック継続中で幕を開けた令和四年。オミクロンも蔓延しつつある。いつかは終わるさ、と思いながら過ごす今日この頃である。既に海外では中央銀行は利上げを決定しており、株価が下がるのは必至である。我が国は未だ利上げの発表はないが、このままだと円安に物価上昇、下手をすればスタグフレーションもあり、私のような株すら買えない貧しい古本屋は直撃を受ける。日用生活雑貨は値上げできても古本は値上げできない。何故なら厳しい販売価格競争に晒されているからだ。さらには生きて行く上であまり必要のないものだから、出費を抑えるとなると買い控えとなる。既にこの兆候は表れている。
 さあ、大変な一年の幕開けとなったぞ、と暗い気持ちになっても仕方なく、明るい観測も考えなければならない。パンデミック中にほとんど外出ができず、友人知人にも会えずで過ごした人は自分の内面に向かうしかなかったのではないかと思うのである。パンデミック明けはその流れで内面の重要性に気が付く方が増えるのではないかと思うのだ。そこで活躍するのが書籍である。純文学でも心理学でも哲学でも己との対話には役に立つ。新刊の購入もいいが、安く買える古本こそ活躍するのではないかと思うのである。おそらく、今年三月いっぱいでこの世界を混乱に陥れたパンデミックは終了する。それまで、コロナ後の世界について自分について考える良い機会である。この数カ月の間でコロナ後の世界が貴方にとって大きく変わる。一刻も早くお気に入りの一冊を探して手に取って読んでみることをお勧めしたい。