生活様式

 先日、買取で逗子まで足を運んだが、緑が多く、また海もあり、この季節はとても気持ちがよかった。考えてみれば、しましまブックスは横浜市内といえども中途半端な住宅地に所在しており、緑を眼にすることがほとんどない。しかしながら繁華街でもないので、夜は寂しくなってしまい、これまた、都会的な楽しみもほとんどない。しかも、室内にいる時は、パソコンを睨み続けていて、また、かなりの労力を費やさないと維持が難しく、睡眠時間も不足しており、これほど不健康なことはない。
 どうせ・・・、と思う。現状のインターネットだけの通信販売ならば、緑がたくさんある山の中にでも、或いは海辺にでも引っ越してしまっても差し支えないのではないか。田舎の方なら、家賃も安そうだ。さらに言えば、リゾート地で営業することも可能なわけだ。箱根?熱海?軽井沢?素敵かも知れない。これぞ、健康で持続可能な生活。今までが不健康過ぎた。問題は、買取だ。やはり、ヒト・モノ・カネ・情報は都心に集まる。だから、各企業も都心に集中する。しましまブックスも古本屋といえども一企業であるという観点からすれば、都心に近い場所に残らなければ、モノもヒトも集まらないという難しい問題点がある。ともかく、一度、仕事のスタイル或いは生活様式を再検討する時期にきているのかも知れない。換言すれば、生き方そのものの検討なのだ。効率を優先するか、ロハス的な生き方を模索して行くか、である。