台風

 台風が接近している。ひと昔前であると、雨戸に板を打ちつけたりする光景が見られたものだが、今はそのような光景も私の周りでは見られなくなってしまった。停電に備えて、ローソクや懐中電灯、非常食などを用意することもなくなってしまった。それだけ、生活インフラが頑丈になったということなのだろう。
 しかし、幾年経っても変わらないのが本ということになる。とにかく水に弱いので、浸水でもしようものなら、とんでもないことになるし、台風でなくても、雨が降っているだけで出張買取は厳しくなってしまう。雨に濡れても大丈夫な紙質で本をつくってもらえないものかしら。