お刺身食べたい

 最近は古本の出張買取などで夜遅くまで仕事をしている時が多いのだが、遅くまで仕事をしていると、いいこともある。それは、スーパーマーケットの閉店時間ぎりぎりに行けることだ。家から少し離れているのだけれど、閉店が二十三時のスーパーがあって、お惣菜やお刺身などが、半額やそれ以下に安くなるのだ。先日も、わざわざ少し距離のあるスーパーまで足を運んだ。頭の中では、お刺身でも買って、熱燗でも飲むかな・・・・、と少し浮かれていた。さて、食料品売り場へ行くと、お惣菜からお刺身まで、見事に何も残っていなかった。もちろん、普通の食品は値段そのままで売っていたのだが、何も買わずに、わんわん泣きながら帰ったのだった。

 なんだか、世の中は不景気なんだなあと思う。たぶん、店員さんが値引きシールを貼り付ける瞬間を他の人は待ち構えて、買っていったのだろう。なんということだろう。金融もガタガタだが、実体経済もガタガタ。一体、いつになったら景気が良くなるのだろうかと思う。これから、本格的な金融崩壊となるが、我々庶民は防ぎようがない。金融の崩壊は、時間をおいて必ず我々庶民にも襲い掛かってくる。その時、半額のお刺身はどうなるか・・・・・。さらに安くなるのか、それとも半額でも高くて食べれなくなるのか??