今年もがんばります

 古物商を取得してからもうすぐ一年が経つ。今年は必ずこの古本家業で生活できるようにしなければならず、それには、最低でも一ヶ月三十万円は本を売らなければならないのである。そこで、もう一度、しましまブックスについて考えてみたのである。
 しましまブックスが取り扱う本は、日を追うごとに増え、ジャンルも多彩になった。やはり、取り扱うジャンルを増やすことによって、お客様のニーズに答えることができ、これはこれで良いことであろう。買取の依頼も最近は多くなったが、前年度は調子に乗りすぎて、色々な本を買取過ぎたため、買取で赤字になる月もあった。買取った本全てが売れれば問題ないのだが、売れる本はそのうちの約5パーセント程である。常に買取は赤字のリスクが伴うのであり、これからは、慎重に買取る本を選ばなければならない。
 次に、しましまブックスはインターネット販売専門の古書店であり、店舗が無い。したがって、インターネットの良さを最大限に発揮しなければならない。そこで、最近はじめたのが、インターネットラジオの配信である。少しでもしましまブックスをお客様に知っていただけるようにはじめたわけであるが、喋りの素人であり、尚且つ録音の機材もなく技術もないため、情けない番組内容となってしまっている。しかも、売上に直結するわけではないのである。けれども、インターネットの強みとして、今後も続けて行く予定である。他にも、インターネットの特徴を最大限に発揮できるように考えていかなければならない。
 何はともあれ、今年も昨年に引き続き、とにかく良い本を集め、そしてお売りするという、古本屋の原点であり基本を如何に遂行するかが、しましまブックスの飛躍につながるのであろう。今年もがんばります。