在庫管理

 昨日は、世田谷区まで出張買取へ行く。天気は快晴で、車を走らせていても気分がいい。何故かしましまブックスの場合、出張買取は地元横浜よりも東京の方が多い。以前、大学院でお世話になった先生が「研究をするならば東京にいた方がいい」とおっしゃっていた。ヒト・モノ・カネは東京に集中するものであるが、やはり古本も東京に集中するのであろうか。先生の言葉に今頃になって納得したのである。
 いつもは道に迷うところであるが、今回は迷うことなく目的地に到着。カーナビなどという文明の利器は、このしましまブックスには必要ないのである。地図一枚あればいい。なんて、調子に乗って思ってしまったが、迷った時は、やっぱりカーナビがあればなあと嘆くのであり、人間とは調子のいいものである。
 さて、無事買取を済ませ、昨日から今日にわたり、本の整理である。今まで、私ひとりの記憶力に頼っていた在庫管理も数が増えて行くにつれ、そろそろ限界が迫ってきているのである。エクセルを使って一覧表にし、本をジャンル別にわけ、それをチェックしながら作者別五十音順に並べるわけである。一覧表をつくるだけで結構時間がかかり、さらには本を運ぶのにも意外と時間がかかる。ようやく、純文学(男流)をそろえ終えたところで、まだまだ時間がかかる。また明日も本の整理で終わりそうだなあ。