住民票を取りに

 友人が日本の就労ビザを取得するとのことで、この私が身元保証人になることを依頼されており、必要書類として、住民票が必要とのことであったので、行政サービスセンターまで書類を取りに行った。
 印紙を買って請求書類に必要事項を記入し、窓口へ提出すると、以前は必要なかったように思えたのだが、身分証明書の提示を求められた。うっかり、自分が自分であることを証明するものを何も持っていなかったので、窓口の人に、「この目を見れば、拙者がウソをつく人間には見えないはずでござる」と言ったが、相手にされなかった。「それでは、この指を見よ。この指紋は世界にひとつしかない。これこそ、やんごとなきお方の身分証明であるぞよ」と言ったが、やはり相手にされなかった。結局、運転免許証を取りに戻るはめになってしまった。
 夜になり、学生時代にお世話になった飲み屋さんへ数年ぶりに行った。お店の皆さん、私のことを忘れずにいてくださり、当時と変わらぬ話ぶりと対応。マニュアル化されている大手チェーンの飲み屋と違い、この温かい雰囲気がすばらしい。飲むならやはりこういうお店だなとあらためて思った。古本の売りが安定したら、こういうお店には恩返しがしたいね。
 そんなこんなで、終電ぎりぎりまでお酒を飲んでしまった。久しぶりに長時間飲んだので、明日が二日酔いにならないことを祈って、おやすみなさい。