容貌と賃金格差

 テレビで見たのだが、外見、容貌が良いのと悪いのでは、生涯賃金が平均で三千万円以上差が出るという。恐ろしい話である。ある国では、男でも美容整形へ行き、その為、美容格差が出ているという。オンラインの古書店とはいえ、出張買取でお客様と顔を合わす以上、しましまブックスにとっても無縁の話ではない。
 しかし、よくよく考えてみれば、その格差を生む判断基準は、顔が美か醜かではないように思える。今は思い出せないが、確か、ある作家の言葉であると思うのだが、「人の性格は顔に表れる、自分は今まで生涯で一度も顔で性格を判断して間違えたことがない」という意味のことを言っていた。単純に美か醜かではなく、やはり、顔にはその人の全てが表れており、そういった意味での外見や容貌が、生涯賃金に差が出るのであろう。
 自分はどのような顔をしているのだろう。あらためて自分の顔を見るのも気が引けるが、鏡をのぞいてみた。さすがはしましまブックス、恐ろしく貧相な顔立ち・・・・。じっと鏡の中の自分を見つめていたら、気分が悪くなってきた・・・・・。