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古本屋日記「しましまな日々」
古本屋日記「しましまな日々」:420
来客
2009年11月19日
 店に人が入ってきた。本日一番目のお客さんに違いない。そのお客さんは、店に入るなり真っ直ぐトイレへ向かい、その後、真っ直ぐ店から出て行ってしまった。あらら、それってあり? それから少しして、また違うお客さんがやってきた。今度は、歳は私と同じか±5歳ぐらいの女性。きっちりとしたスーツを着ていて、綺麗なおねえさんだったから、今日は縁起がいいなと思っていると(どこかの国では、一日で最初のお客さんは縁起がいいから、サービスするなんて聞いたことがある)すたすたとカウンターまで来て、なにやら、置き看板の営業を始めた。あらら、お客さんではないのね。今回はしつこい感じではないからいいものの、開店中にしつこくされると、いくら綺麗なおねえさんでも甚だ迷惑だ。しましまブックスは、ミーガン・フォックスに営業されようが、ジューン・アリソンに営業されようが、ハル・ベリーに営業されようが、ブリジット・バルドーに営業されようが、ジェシカ・アルバに営業されようが、もたいまさこに営業されようが、綺麗なおねえさんには、負けないもん!
 それでも、コーヒー一杯でも注文してくれりゃ話だけは聴くけど、古本は買わない、飲みものも注文しないのでは、これはダメ。コーヒー一杯ぐらいの先行投資は必要では??
 特に、電話での営業は最近しつこいのが多くて困る。こちとら開店中なのに、なかなか電話を切ろうとしない。しかも、私のスケジュールを尋ねて、資料を直接お持ちしますなんてことを言う人もいる。「迷惑だから来ないでください」と言っても、しつこく私が居る時間などを尋ねてくる。そういう人には、「当店は、入場料を5,000円いただいております。それでも良ければ・・・・」と言うことにしている。さすがに、本当にやって来た人はいない。入場料を払うぐらいの先行投資が必要では??
 そんなこんなで、本日もなにかと騒がしい、しましまブックスでした。
口コミ
2009年11月12日
 今週は外での雑用が多く、あまり自分の店にいることができなかった。こういう時に限って、お客さんが来るらしい。私は店にいない方がいいというわけだ。そして、やって来たお客さんが言うには、誰かからしましまブックスの話を聴いて、やって来たという。しかも東京方面からという。ホームページだけで他に宣伝もしていないし、目立たない場所の2階にあるし、一体そんなありがたい口コミを誰が言ってくれるのか? 気になるところだ。とりあえず、ありがたや。宣伝広告費もかけずに運営するという、相変わらずケチなしましまなのでした。
しましまブックス沖縄へ その2
2009年10月26日
 当日のフライトは午後一時頃。朝にすこぶる弱い私は、飛行機に乗り遅れる心配があったため、遅い時間のフライトにしたのだ。
 横浜から羽田まではバス。バスの中で、とりあえず、ビールをごくり。羽田に着いてから、チェックインを済まして、飛行機に乗り込むまで、また、ビールをごくり。飛行機はとにかく安いスカイマーク。スカイマークは、機内の飲料がすべて有料となっている。色々と合理化を図って、航空運賃が安いというわけだ。そして、機内で三百円の白ワインを買って、また、ごくり。一人で旅をすると、話し相手がいるわけでもなく、どうしても呑んでしまう。
 那覇に着いて、これはびっくり、外は雨。実は、レンタカーを二日目に予約していたのだが、せっかくの沖縄だからと、オープンカーを指定していたのだ。まったくもって、無意味だ。オープンにできない。レンタカー中止。
 タクシーに乗りながら、「ふんふん、どうせ私は雨降り男。雨がなけりゃ、稲は育たぬ。日照り続きにゃもってこい。雨乞いだけは、有料ね」などと、わけのわからぬ歌を歌っているうちに、宿に到着。そして、夜に現地の友達と会って、大歓迎式典。いけない、うっかり忘れていたことがあった。沖縄の方たちは、すこぶる酒に強い。しかも腰を据えて呑む。結局、朝の五時まで呑み続け。ふらふらになって、宿に帰って寝たら、もう夕方。そして、この日も呑む約束。夜になって、大歓迎式典パート2。またもや、朝の五時までコース。宿に帰って少し寝たら、もう帰りのフライトの時刻が迫っていて、慌てて空港へ。
 帰りの飛行機の中で、ふと疑問に思ったことがあり、それは、何をしに沖縄へ行ったのだろうということだ。思い起こしても、酒しか呑んでいない。しかも呑み過ぎで、身体が重い。けれども、友達に会えたのがなんとも言えず、嬉しかった。約十年ぶりだったから。
しましまブックス沖縄へ その1
2009年10月21日
 巷では、相変わらず景気がよくない。これから、もっと景気は悪くなるはず。きっと、近いうちに、また金融危機が起こるに違いない。第三次金融危機。その時は、リーマン・ショック以上に大変なことになる。現在でも、職がなくて困っている人はたくさん存在する。一般企業は、給料カットやリストラが続いている。
 古書業界は、景気に左右されず、と言うか、以前から景気が悪い業界なので、景気が悪いことに、そして貧乏にも私は慣れっこになっている。別に深刻に考えたりもしない。そういえば、食べることのできる雑草図鑑みたいな本があったような気がする。これを読みながら、いざとなったら雑草でも食べてりゃいいんだろう、といい加減なことしか考えていない。こういう時代は、暗く深刻になったら負けだ。とにかく気持ちだけは明るく保たなければならない。先のことを恐れて、立ちすくんでいても何も始まらない。今現在をいかに充実させるか。今を生きるしかない。
 と、いうのは言い訳で、実際のところ、もっと学生の時に旅行をしておけばよかったと後悔しているので、十年後に後悔しないよう、行けるうちに行っておこうと、先週は3日間お休みをいただいて、ここではない何処かへ行こうとしたのだ。本当は行けるような経済状況でもないのだけれど、今行かなければ、十年後に後悔しそうな気がして・・・・。ただ、普通のサラリーマンであったら、週休二日、一ヶ月で八日の休みがある。ところが私の休みは、今月は今回の三日間だけ。別に休みだけを考えれば、贅沢というわけでもない。
 今は、一昔に比べて、すこぶる航空券が安くなっている。これならば行ける。できるだけ遠いところがいい。候補は、札幌、そして沖縄。札幌は交通費と宿泊費の合計で沖縄より一万円安い。しかし、沖縄には友人がいる。一人で行っても寂しくない。迷ったが、最後は頭で考えていても仕方がなく、直感勝負。なんとなく、沖縄に決定。目的などない。そして、私は沖縄へと旅立った。

(続きは、また後日・・・・)
来るとき、来る。来ないとき、来ない。
2009年10月06日
 店舗の客の入りは不思議である。未だに、この曜日はお客さんが多いだの、少ないだの、傾向が読めない。結局のところ、当店、なんといってもメインは古書なのであり、古書店という商売自体、あまりお客さんが来る商売ではないので、全体としては、来客は少ないということになるのであるが。
 それでも、昨日はお友達ふたり来店。ケーキと可愛いサボテンのお土産まで持ってきていただいた。サボテンは早速カウンターに飾ってある。素敵なものをありがとう。来店される友人知人の方々、別にお土産は要りませんよ。お土産は。(こう書くと、お土産を強要しているようかしら?)その後も、コーヒーだけを飲む方や、お酒だけの方などなど結構お客さんが来店された。雨の日なのに、意外とお客さんが多かった。来るときは集中して来るのである。
 今日はといえば、私は、出張買取に出かけていたので、店にはいなかったのだが、どうやら、あまり来客はなかったようだ。やはり、予測がつかない。来るとき、来る。来ないとき、来ない。これしか言えない。
 そういえば、もうすぐ、大きな台風が来るらしい。これは、気象予報士がある程度、進路の予測をしてくれるので、助かるのだが、自分の住んでいる地域を直撃するかどうか。これもまた、来るとき、来る。来ないとき、来ない。それしか言えない。台風が来るとき、お客さんは来ない。台風が来ないとき、お客さんは来る。たぶん。
誘われて大井川
2009年09月24日
 20日はお店を休んだのだが、これは、友人から大井川鉄道に乗ろうと誘われたからなのだ。誘われると、何も考えずにノコノコとついて行ってしまう悪いクセのある私。集合が、地元の駅に早朝四時五十分。始発で新横浜まで行って、そこから新幹線とJRを使って大井川鉄道に乗ろうというわけなのだ。勿論、日帰り。前日、仕事を終えて家へ帰ったのが午前二時。夜ご飯を食べて、フニャフニャとしていたら、寝る時間などない。そういうことを何も考えずに誘いにのるから、まったくもって情けない。
 遅刻しないようにするために、寝ないで行って、自然の中を走るSLにうっとり・・・・、している間もなく、大自然の包容力に、いつの間にかスヤスヤと眠る始末。せっかく乗ったSLも、眠っていたら何もならない。しかし、新橋のサウナより、大井川鉄道の方がよく眠れたなあ。やっぱり私は自然派なのかしら。
誘われて銀座
2009年09月19日
 プライベートでは滅多に多摩川を越えないしましまブックス。ところが、昨日久々に銀座での飲み会に誘われて、お店を抜け出した。何年ぶりかわからないぐらいの夜の銀座。夜の空と輝くネオン。さすがは銀座。普段は、片田舎の我が店に閉じ篭っているもので、たまにこういったメインストリートを歩くだけで、気分がいい。晴れた空と山や海などの自然も好きなのだが、こういった都会的なものでも気分がウキウキするのは、実のところ自分は都会派でしかも夜派なのかしらと思ってしまう。そういえば、すぐ傍の新橋では年に数回催事をおこなっているのだけれど、この近い距離での新橋と銀座の差は一体なんなのだろう。東京は不思議なところだ。
 気持ちは高揚していても、東京で飲んで、その後電車で家へ帰るのは、結構辛い。少し寝て、また仕事へ行かなければならない。面倒なことこのうえない。あまり多摩川を越えない理由のひとつだ。そのようなわけで、否、一度お酒を飲むと、ついついグタグタしてしまい終電を逃すからなのだが、新橋の安いビジネスホテルで宿泊して、仕事に直行し、今日もカウンターに立っているわけなのだ。
 自分は都会派で夜派なのか、それとも本当は自然派で昼派なのか、ここのところがわかりますまい。そのため(?) 明日、20日(日)はお店を休みにして、自然のある所へ行って参ります。繰り返します、明日、9月20日(日)は、お店も通信販売もお休みです。ご了承くださいね。
24時間しましま
2009年09月04日
 夏に24時間テレビがあるのは毎年のことだけれど、見ているだけでは面白くない。そこで、「24時間しましま」はどうだろう。寝ないでひたすら、24時間続けて私が仕事をしているだけという、恐ろしい企画。それを24時間生中継する。専属の医師もスタンバイ。感動のラストは、みんなで泣くという、そのような台本もしっかり作っておいて・・・・。
 企画変更。通常の24時間テレビというものは、寝ないで色々な事を行うものならば、逆に、「24時間しましま」は、24時間寝ているだけというのはどうだろう。とにかく、ただひたすらに寝続ける。眠り続けなければならないのだ。エンディングは、もちろん感動の起床。早朝バズーカでの起床がいいな。寝起きで朦朧としながらのエンディング。
 どこかのテレビ局が企画してくれれば、いつでもやるのになあ。しかし、視聴者はつまらないね、きっと。
台風の日
2009年08月31日
 今日は台風が関東に接近すると言われていたが、見事に何事もなく過ぎ去ったようである。台風といえば数年前に、台風が丁度上陸する頃を見計らって、M君とわざわざ城ヶ島まで出かけて、台風の脅威を体で感じようという「台風見学」をしたことがあった。
 車で行ったのだが、到着してドアを開けた瞬間に強風が吹き、ドアが押されて、直ぐ横の電柱に「ガツン」とぶつかって傷がついてしまった。あまりに風と雨が強烈で、海まで近づけるような状況ではなく、スゴスゴとおとなしく帰った記憶がある。そんなことも店にいなければならないので、出来なくなってしまった。馬鹿なことをするのが、社是になっている我がしましまブックス。やはり、いつかはまた台風見学を行うべきだろう。
(台風の日は、外へ出ると危ないので真似はしないでくださいね)
 台風のおかげで、せっかくお店を開けたのに、暇な暇なしましまブックス。明日は、反動でお客さんでいっぱいだ、きっと。
本の圧力と微笑み
2009年08月22日
 お客さんが来店されると、古本を買いに来たのか、コーヒーを飲みに来たのか、はたまたお酒を飲みに来たのか、ただ見学(見学だけでも大歓迎ですよ)だけしに来たのか、ある程度の予見が必要である。特にしましまブックスのような、古本の売買とコーヒーなどの喫茶、さらにはお酒が飲めるBARという複合商売の場合は、尚更である。何故なら、お客さんの目的や好みによって、対応しなければならないからである。本を探したい人は、あまり声を掛けられたくない、ほっとかれたいという方が多く、逆にコーヒーなどを飲みに来た人には、席を勧めなければならない。人を外見で判断してはならないが、逆に、外見というか、その人の醸し出す雰囲気である程度判断できなければ、客商売のプロとも言えないし、経営者としていかがだとも思う。いかなる場合においても、瞬時に判断を下さなければならないのが、経営者である。
 また、場とサービスに合った客層というものがあって、自然と同じ傾向や雰囲気のお客さんばかりになってしまう。だから、大体このお客さんは買っていくな、とか、このお客さんは、見学だけだな、とかが予見できてしまう。
 そして、しましまブックスは小難しい本が多く並べられており、一度お越しいただければわかるのだが、本による無言の圧力が非常に強い。これは、なかなか文章では表現できないのだが、本が圧力をかけてくるのである。これには困ったものだと、実は、私は思っており、お客さんが本の圧力に負けて帰ってしまうことがあるのだ。喫茶やBARだけのご利用目的で入店(これはあくまでも私の予見だが)されても、直ぐに帰ってしまう例がある。逆に、少しいい面もあって、しましまブックスは、上品な大人のお店にしたいと思っているので、(自分のことは棚に上げて・・・)そうではない方は、やはり本の圧力で直ぐに店を出てしまう。結構こういったケースはあって、店に入ってから、本当に数十秒で帰ってしまうのだ。そのぐらい、本の圧力は恐ろしいのである。
 この扱い難い本たちも、微笑むことがある。これがとても不思議で、本に微笑まれたお客さんは、「本当にいいお店ですね」とか、「こんなお店が近所にあるなんて知りませんでした。今度、女房も連れて参ります」とか、「皆さん、こういうお店に憧れるのでしょうなあ」とか私に言ってくださり、感動なさっているようなのだ。そして、一度本に微笑まれると、極少数なのだが、三日ぐらい連続で来店される方や、週に三、四回は来店される方もいらっしゃるのである。しかも、近所からではなく、遠方から来店されるケースもあるのだ。
 この日記を読まれた貴方は、必ず、本に微笑まれることでしょう。これを読んでくださったこと自体が、既に貴方は本に微笑まれています。そして、しましまブックスへお越しくださり、本に微笑を返してください。貴方は幸福になれるはずです、きっと。しましまブックスはそんな素敵な時間が流れています・・・・。
一味違った夏休み
2009年08月19日
 大体、夏休みの過ごし方は、どれもこれも似たり寄ったりで面白くもないが、少し違った過ごし方をする人もいる。
 昨日のことである。店にM君がやって来た。
「ほう、珍しいじゃないか」と私が言うと、
「いえ、ちょっと一週間ばかり連絡が取れなくなるもので、心配を掛けてはなるまいと・・・・」と、しましま特製のアイスコーヒーを飲みながら、珍しく殊勝なことをM君は言った。
「ほほう、ということは、海外へでも行くのかね。そうか、餞別を貰いに来たというわけか!なんて、セコイ奴だ」
「いえ、違うんです・・・・。外泊は外泊なのですが、一週間ばかり入院するものでして」
「なにっ、そんなに病状が進行していたのか。もう、これで会えるのも最後というわけか。ナンマイダ、ナンマイダ・・・・、ところで、何の病気?」
「なんて縁起でもないことを言うのですか。口の中にポリープらしきものができて、それを切除するのです。精密検査の結果、癌でもないようだし。一応、神経が近くにあるので全身麻酔での手術らしいのです。術後の検査がわかるまで、一週間は入院しろと医者が言うものですから」
「ほほほう、三食付いて、麻酔の昼寝付きか。悪くないな。ちょっとした旅行みたいなものじゃない。俺がお見舞いに行ってやろう。ちゃんと素敵なナースを紹介するんだぞ」
「遊びじゃありません、遊びじゃ!」
 このように、一味違った夏休みを過ごす人も存在するのである。
夏休みが終わった
2009年08月17日
 ああ、夏休みが終わってしまった・・・・。と皆さん思っているに違いない。けれども、「これから夏休みなのだ!」という方もいらっしゃるはずで、それはとっても羨ましいかぎり。
 さてさて、休みが終わると、祭りのあとの寂しさみたいなものが付き纏って、仕事に身が入らない。だから、わけのわからぬ愚痴になるのだけれど、私のような自営業は、毎日が夏休みのようであり、毎日がコンビニエンスストアのような、いわば24時間営業しているようなものであり、なんだかよくわからない。休んでしまえば、その分収入が減ってしまう。嗚呼、今月は本当に恐ろしい・・・・。端的に言えば、サラリーマンと違って、休みが有給ではないということが、常に問題になる。だから、休暇をとる場合は、常に後ろめたさと収入減が付き纏い、完全に楽しめないことこのうえない。
 実は、休みの間、海外へ行ってきたのだけれど、その理由は、日本にいると携帯電話やメールなどがつながってしまい、完全な休みにならない。そして、国内は旅費がすこぶる高い。国によってだが海外の方が安く滞在することができる。
 そんな理由からだが、現地にいたヨーロッパかアメリカの旅人らしき奴が(最後までどこの国の奴かわからなかった)、「おまえ、休みはどのくらいか?」と話しかけてきたので、「一週間だ」というと、「なんて短いんだ!」とびっくりしていた。そいつは、半年間仕事を休んで、旅行をしている最中らしいのだった。
 とにかく、日本は休みが短い! と思うが、祝日が結構ある。GWも正月もあるので、実際のところ本当にそうかはわからない。ただ、半年も会社を休むとなると、クビ覚悟で休まなければならないし、長期休暇が終わっても、「祭りのあとの寂しさ」状態がどのくらいのものか非常に恐ろしい。社会復帰が困難になるかも知れぬ。
 だから、休暇は一週間ぐらいで丁度いいのかもしれない。夏休み明けでわけのわからぬ文章になってしまった・・・。あといくつ寝るとお正月?
しましまの夏休み
2009年08月04日
 そろそろ夏休みだねえ。学生はもう夏休みか。そういえば、私が学生の頃は夏休みが本当に退屈だった。(学生の頃、夏休みは楽しかった! との文章を期待したでしょう。残念でした)小学生の頃はラジオ体操で朝早く起きるのが辛い。私が高校三年になるまで、家にはクーラーが無かったので、家の中で熱中症になる。中学、高校と、お金もないので、何もできず、クーラーの無い家の中で、もう何回も再放送で見た「タッチ」をまた、テレビでダラダラと見るしかなかった。夜も寝苦しく、蚊と格闘。大学生になったって、貧乏学生は相変わらずで、アルバイトをしなければならず、いや、他人が遊んでいる夏こそアルバイトをしなければならず、働いていた記憶しかない。
 ようやく、社会人になったって、私が勤めた会社は夏休みが僅か三日と、何かできる日数ではなく、結局寝て過ごす。そんな記憶しかない。
 しましまブックス開業後は、せっかく自営業になったのだからと、なにも料金が高いお盆の時期に何処かへ行くのは馬鹿らしいと、休みをずらしたら、会社員の友人と休みが合わずに何処へも行けずで、しましまの夏休みは、あまり他人様に言えたものではないのです。
 そこで、今年こそと、あえて、お盆の時期に夏休みをとります。
 8月8日~15日まで、夏休みとなります。その間は店舗もホームページもお休みになりますので、ご了承ください。
季節を感じたい
2009年07月19日
 毎年、七月二十日頃に行われる横浜の花火大会が、今年は開港博があるため、開かれないらしいのです。ちなみに、八月一日の花火は行うそうですが。
 以前は、この花火大会を見ると、「おお、夏が来た」と思ったものですが、最近は人混みと暑さですっかり厭になってしまい、ほとんど足を運ぶこともなくなってしまいました・・・・。イン・ドア派に見られがちのしましまブックスですが、案外アウト・ドア派であったり、夏が好きであったりするのです。
 人それぞれ、季節を感じるサインというものがありまして、例えば、ビアガーデンに行くと、「夏本番だ!」と思う人、蚊取線香の香りで夏を感じる人、日焼けオイルの香りで夏を感じる人、それぞれだと思います。季節を感じる、特に夏を感じることができると、なんだか気分が良くなり、ウキウキして参ります。その、夏を感じた時の気持ちを味わいたいのですが、変に店舗をつくったものですから、あまり外出もできず、今日もカウンターに立っているのです。
妖怪? に出会う
2009年07月17日
 仕事からの帰り道、妙に蒸し暑く、風もない。時は既に深夜。道には、私以外、一人も歩いていない。等間隔で道に置かれた街灯だけが、頼りである。こんな時は、自然に早足になってしまう。目の前の街路樹の影が、突然、人の姿に見えたり、耳元を通り過ぎる虫の羽の音に驚いてみたり、不気味な帰り道なのである。
 突然、足元に妙な感触があったかと思うと、ざわざわと私の足元にまとわりつく影がある。それは、私の足元を中心にくるくると回り、時折、股の間を通ろうとする。私は、恐怖のあまり、立ちすくんでしまう。
 「おお、人の心を惑わす妖怪よ。その真は、我が心の惑いなり」と、恐怖を吹き飛ばすために心の中で祈って、自分の足元を見てみると、黒く小さな胴体と頭。そして、四本足。『妖怪 すねこすり』か『単なる小型の犬』あるいは『単なる黒猫』か、私にはわからない。
 妖怪なら妖怪で、妖怪の怖さがあり、犬なら犬で、噛み付かれやしないかという恐怖があって、どちらにしても怖い。猫ならば、一番安心である。それが、相変わらず、私の足にまとわりついているのである。
 勇気を振り絞って、歩き出すと、『そいつ』は、私の数メートル先を歩き出し、そこで、私を待っている。そして、私が近づくと、また、数メートル先を歩いて、そこで、私を待っているのである。私の帰り道を知っているのか、必ず私の行こうとする方向の数メートル先を、『そいつ』は歩いて、私を待っているのである。
 そんなことを数分間繰り返しているうちに、私の家へ向かう最後の分かれ道、ここで、右へ曲がれば私の家へと辿り着くのだが、そこで、『そいつ』は左へ曲がったのである。安堵したものの、私は頭の中で、考える。
 ―実は、『そいつ』は、私を道案内しているのではないか。『そいつ』の行く方角へ従って歩けば、宝があるとか、大金が落ちているとか、思いもよらぬ幸運が待ち受けているのではないか―。
 しかし、また、私は考える。
 ―こんな深夜だ。わけのわからぬことでフラフラ歩いていると、不審者と勘違いされて、通報されてしまうかも知れないな。それもそれで、恥ずかしい。その言い訳は、妖怪に導かれました・・・・、では、おかしい奴だと思われてしまう―。
 結局、私は安全策をとって、家へと帰る道を選択したのであった。もし、『そいつ』の行く方向へ私も行ったならば、何が待ち受けていたか、それは、誰にもわからない。
二階の理由
2009年07月14日
 お店にやって来るお客さんに、「一階だったらもっと商売が繁盛するのに」と、必ず言われる。そのぐらい二階は目立たないし、お客さんにしてみれば、入店し難いものがある。当然そのぐらいは私とてわかっていたのだが、二階にした理由は、明白。一階よりも家賃が安い。本を置かなくてはならないので、かなりスペースが必要で、ギリギリのラインで二階にしたのだ。スペースが必要でない商売だったら、一階のもっといい場所にしている。それと、もうひとつ。あまり、変な人が入ってこない。即ち、選ばれし勇者しか入って来ないのである。店のスタイルにもよるが、店舗を運営する上では、意外とこれは重要である。ウチは、勇者を大事にする店でありたい。勇気を振り絞って、二階まで上がっていただければ、既にあなたは勇者の仲間入り。是非、勇者になってください。そして、古本を一冊でも買おうものなら、コーヒーでもお酒でも一杯でも飲もうものなら、もう貴方は、しましまファミリーの一員・・・・・。話が逸れた。とにかく、そんな理由で二階にしたのです。
技、習得
2009年07月11日

 お酒を飲んで酔っ払って、家へ帰り、直ぐに眠りたい場合が結構ある。これはかなり酔っている時だけれど、とにかく一目散で布団にもぐりこんで眠りたいのである。しかし、女性の場合は、お化粧を落とさなければ、とか、着替えないといけないだとか、面倒なことがいっぱいあるはずである。かくいう男の私も、洋服のままで眠るのはいいとして、コンタクトレンズを装着していた場合、そのままで眠ってしまうと、翌朝、結構眼が辛い。だから、取らなくてはならないのだが、これが意外と面倒なのである。
 そこで、考え出したのが、駅から家までの帰り道、歩きながらコンタクトレンズを取ってしまう方法である。もちろん、歩行中であるから鏡など見ないで、ひょいと、指を眼球までもっていって、取るのである。眼球に指が刺さらないようにするわけだが、これは、距離感覚を頼りに行う。早速、昨日結構酔っている中、試してみたが、特に指を刺してしまうこともなく、歩きながらコンタクトレンズを取ることに成功。
 今後、酔っ払っても、もう、コンタクトレンズを装着したまま、眠ってしまうことはない。いや、本当にベロンベロンに酔っ払っていたら、そんなことすらできないね。(あぶないですので、私以外の方は真似をしないでください)

そーいえば
2009年07月02日

 手前味噌で恥ずかしくて、小さな声で言いますが、先月、ライターの田村康子さんとカメラマンさんが、お越しくださった時の記事が、リクルートが運営しているアントレnetの「先輩たちの独立事例集」に掲載されました。ケチな古本屋が、事例になるかどうか。悪い事例かも??

 そーいえば、お店に一人、高校生が来店して(もちろんお酒は飲みませんよ)、大学進学のために、論文を書かなければならず、どの参考文献を読んでいいかわからないような感じで、相談に訪れた。原稿用紙四十枚は書かないといけないそうだ。考えてみれば、自分が高校生の時には、そんな枚数書いたことなかったし、私がかつて在籍していた大学院にも、論文が書けなくて、一年留年した大先輩がいた。なるほど、それは、難しいわけだ。あれや、これやと、アドバイスをして、「また困ったことがあったら、いつでも来てね」と言ったけれども、大丈夫かしら。なんだか心配。
 「論文を教える程、難しいものはない」と、某大手進学塾にお勤めしている友人が言っていたことを思い出した。最近は、受験でも論文や小論文、記述形式の問題が多くなったそうだ。そして、「論文の力を伸ばすことができれば、その塾は、それだけできっと儲かる」とも言っていた。ふーむ、ふーむ、論文塾でも開けば、少しは生活の足しになるかしら・・・・・。
(本業である古本をどうこうしようとも考えず、こんなことを考えては、いけない、いけない)




心がけより命がけ
2009年06月28日
 ようやく新宿での催事が終わった。ふっー。会場は湿気いっぱいで、じっとしていても汗が出る。しかも四十数店舗が参加しているから、レジ番も意外と忙しい。早番の時は、普段では考えられない時間、朝六時には家を出る。
 そんなこんなで、金曜日に電車の中で眩暈がして、気分が悪くなってしまった。本当に嘔吐しそうな感じ。途中何回か駅で降り、トイレで吐こうとも思ったが、堪えて、なんとか催事場へ入った。周囲の方々が「顔色が悪いから、休んでおれ」と心配して言ってくださり、お言葉に甘えて、裏で休んでいたら、次第に回復したが・・・・。辛い催事となってしまった。無論、売り上げも同様。
 考えてみたら、3月頃から引越しの準備を始めて、4月の下旬には、重たい本を運び込み、5月には店舗開店。そして、営業・・・、最初が肝心と、買取と催事の搬入出の時以外は休まずで、結局、正月以来、ほとんど休んでいないことに気がつき、しかも一日の労働時間が十二時間は越えている。さすがに疲労が溜まったのかなあ、と思い、しかしながら、創業以来、「心がけより命がけ」で運営してきたから、今ここで倒れたとしても何の後悔もない。(嘘。生まれてきたからには、一生に一度ぐらい、余裕のある暮らしというものがしてみたい)
 自営業が羨ましいと言う人もいるが、自分の体を犠牲にして、常に命がけで働いている。だから、自営業は常に「心がけより命がけ」なのだ。(私だけかも知れないが・・・・)
いない時
2009年06月16日
 私がお店にいない時、きっと訪れた人は、「また、あのマスターはサボっている」などと思っているに違いない。確かに、私は働き者ではないけれど、昨日と今日は、仕事で外出。店にいないからといって、遊んでいるわけではないのだ。
 今日は仕事だからと、プライベートでは滅多に多摩川を越えない男が、多摩川を越え都内へ。都内は人も多く、車も多く、道もわからず、地下鉄の路線もよくわからない。仕事以外は何でも神奈川県内、できれば横浜市内、もっといえば旭区内で済まそうという男だから、仕事で都内へ行くと、「うほ、東京は怖いところだ。気をつけないと」と自然に気が引き締まる。だから、緊張で疲れてしまい、今日、お店に帰ってからしようとしていた仕事が手につかず、こんな雑文を書いている・・・・。雨でお客も来ないし・・・・。
 そんな滅多に多摩川を越えない男が、来週は一週間ずっと、しましまブックス in新宿。6月22~27日まで、新宿古本まつりがあるのだ。21日に搬入があって、店を休みにし、27日も搬出で休み。22~26日までは、私は新宿でレジ番をしなければならず、お店にはいない。一週間もいないからといって、別に夜逃げするわけではなく、旅へ出たり、遊んだりしているわけでもなく、仕事をしているのだ。
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