眼球が・・・・。
午前中に市場へ行ってきたが、一本も落とせず、これはなにやら嫌な感じだなと思いながら、帰り道を歩いていると、自分の眼球がおかしいことに気がついた。眼球に異物が刺さっているような感じで、それが徐々に強く感じるようになってきた。ゴミでも入ってしまったのだろうか? 咄嗟のことで、鏡も持っていない。道の向こう側を若い女性が歩いていたが、その女性に「ちょっと僕の眼球を見てもらえませんか」と言えるわけがない。変質者だと思われてしまう。パソコンのディスプレイを睨み過ぎているせいで眼球が疲労してしまったのかも知れない。いや待てよ、思えば、今日はコンタクトレンズを装着していたはず・・・・・と、そこまで思った時に全ての原因が私にはわかってしまったのだった。実は、そのコンタクトレンズは二週間用なのだが、たった二週間で捨ててしまうのは経済的ではないと思い、かれこれ四ヶ月間以上も使っていたのだ。この眼球の異常は、全て私のセコさにあったのだ。なんという浅ましいことよ・・・・。