古本に負ける私
最近はインスタグラムであったか、写真を撮影してそれをネット上に載せて楽しむ方が増えている。私は個人的にはそういう最先端のものに疎いので、また、面倒なのでやらないのだが、先日、こういうことがあった。私が古本の催事場で座っていたところ、「すいません、古本をバックに全身写真を撮っていただけませんか?」と女性に声をかけられた。とても美しい女性だったので、「いいですよ。なんなら私も一緒に写りましょうか」と私は言った。すると、「いや、いいです」と拒絶されてしまった…。古本は絵になって、私は絵にならないみたいである。私は古本に負けてしまったのである。