温暖化の余波

今年の冬は本当に暖かい。思えばまだ一月なのだが、一月という気がしない。これも暖かいことが原因で季節感を喪失してしまっているせいなのであろう。北国では雪が降らないそうで、いつもは積雪のため閉鎖しているゴルフ場が未だに営業しているらしく、ゴルフ場は思わぬ特需にあずかっているらしい。一方では、スキー場などは雪が降らなくては営業できず、大変困った状況なのであろうし、それに付随するスキー用品や冬物のグッズなど、今年は売上が悪いのであろう。
このまま温暖化が進めば、当然夏が長くなるわけであり、古本の売上も影響が出てくることは間違いないのである。実は、何故か古本は夏になると売上が落ちてしまうのである。考えられるのは、蒸し暑いと本を読む気になれないという、高温度と高湿度の影響がある。他にも、夏の長期休暇なども考えられるが、やはり、高温度と高湿度が人間の行動に与える影響は計り知れない。
このまま温暖化が進めば、それによって景気が上向く業界と逆に不景気になってしまう業界が当然あり、早急に各業界は温暖化への対策を練らねばならない。そして、我がしましまブックスも、温暖化に向けた古本販売及び古本買取対策を練らねばならない。
しかしながら、今からでも温暖化防止策を考える方が実は容易い。これは世界各国と世界の企業と世界の人々が行うしかなく、そのうちの一人として、しましまブックスも何かできることはないか、そう思っているところなのである。