戸隠御神業

 能力のあるさるお方から電話があり「このままではオリンピックが開かれない」と仰られたのは2019年の秋のことであった。「だから貴方が戸隠神社へ行って神様に力を貸してあげなさい」「戸隠神社の神様は力のある人間を集めている」「あなたは強力な力があるから」と続けて仰っしゃり、寝耳に水だった私にはにわかに信じることができず、「はあ・・・」とだけ言って電話を切った。東京オリンピックが中止? 強力な力? 確かに、人の心が読めたり、未来の危険を察知したり、病気の人を治すぐらいはできたこともあるけど・・・。それにオリンピックが中止になるわけないじゃん! とそのように思い、また秋は私の仕事が忙しくそれどころではなく、いつの間にか忘れてしまったのだった。

 そして2020年4月になり、コロナウィルスによる世界的なパンデミックが発生し我が国も緊急事態宣言を発出するに至った。そしてオリンピックも延期に。するとまたさるお方から電話があり、「だから言ったじゃない! あんた、行かなかったのね」とお叱りを受けてしまったのだった。しかし、こうも仰った。「それも運命かも知れない」

 その後さるお方の言葉が気になって仕方なかった私は、2020年8月にいよいよ戸隠神社へ行く決心をした。しかし、神社へ言ったところで何をしてよいかわからない。そこでさるお方に尋ねると、「神社で祝詞を奏上しなさい」と仰られたのである。

 戸隠神社の奥社へは駐車場から山道を40分程度歩かねばならない。出発前夜、寝ようとして横になると突然大きな羽音がしてカナブンみたいな虫が部屋に出現。今まで冷房を付けていたので窓は開けていない。しかもマンションの5階を居にしている。どっから入ったのだろう? などと思っていると眠れなくなってしまった。(今までも御神業みたいなことを行おうとすると必ず邪魔が入っている。不思議なものである)

 さて翌日、寝不足のまま奥社までの山道を歩いていると、向こうからやってきた見知らぬおじさんが私の横まで来て突然、戸隠山を指差して、「あの山、登れるんだよなあ」「あの山、登れるんだよなあ」と感情がなく、抑揚もなく、ぼそっと呟いた。あえて私に言っているような、そんな感じである。今から考えれば何かに憑依されて言わされている感じであった。ほうほうなるほど、と思った私はこう考えた。山岳信仰というものがあり、あの戸隠山の頂まで登って祝詞を奏上するのがいいのではないだろうか。これは後からわかったことだが、戸隠山はかなり険しいポイントがあって、結構のベテランでないと登れない山であり、さらに危ない道があり滑落して命を落とす登山者もいるということであった。もし、私が登山していたら命がなかったかも知れない。ここで思うのが神様が登れと言われたのか、それとも山に登らせて私を危ない目に合わそうと邪魔が入ったのか、一体どちらなのだろうかということであるが答えはわからない。

 結局戸隠山へは登らなかったのだが、そんなこんなで無事奥社まで辿り着き、祝詞を奏上。(他にも観光客がいて恥ずかしいので小声で)そして帰路に着いた。帰路、こんどは道に小さな蛇のくねくねした死骸があり、その上に木の枝があってそれを見た瞬間、びっくり、アスクレピオスの杖に蛇が絡みついたWHOのロゴにそっくりだったのである。WHO、この判断にも困ってしまった。蛇が干からびて死んでいるのだから、WHOはすでに制圧し自分達の配下にあるという邪魔する側からのメッセージなのか、それとも神様がこれでもうコロナウィルスは大丈夫! というメッセージなのか。(私の場合、どちらかわからないメッセージって多いのです)頭で考えるとわからなくなるので、直感で感じるしかなく、戸隠山のおじさんにしろ、蛇に木の枝のメッセージにしろ、なんなだか私には邪魔する側のものと感じてしまうのだ。

 そんなこんなで、2020年8月の戸隠での御神業(?)を終えたわけだが、現在2021年7月になってもコロナウィルスは収まらず世の中は落ち着かない。なんだろうこれは・・・と考えて私は気が付いてしまったのだ。戸隠の神様は岩戸開きの神様。そう、私が戸隠へ行った本当の目的はコロナを抑えることではなくて、岩戸を開くことだったのだ。本当の目的が邪魔する側に知られていたら私は戸隠へ辿り着けなかったかも知れず、ディスインフォメーションを使って神様は邪魔する奴らを見事欺いたわけだ。よくよく考えてみたら、今まで決して表に出ることのなかった情報がどんどん出てきている。今まではみんな隠していたんだよね。それが表に出てきた。オリンピックの利権、お金絡みも出てきたし(ぼったくり男爵なんて言われてる)コロナにまつわる利権、お金、(某平蔵なんて最近あからさまにやるよね)米国の大統領選での不正、米国でのUFO情報の開示など次々と情報が開示されている。ここでは挙げられないくらいたくさんの情報が開示されている。報道されないだけ。今回の戸隠御神業は今までの悪を一掃して新しい素敵な世の中にするための岩戸開きだったのだ。今、コロナ禍で大変な生活を強いられている方もいらっしゃる。しかしかならず新しい良い時代がやってくる。岩戸は開かれたのだ。